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大仰に、踊りに打ち込む姿を描いていないところに強く惹かれた。
美しいダンスシーンの見せ方、選曲や振付などから、今の時代のバレエの雰囲気がよく伝わってくる。
バレエは競争の激しい世界ではあるが、競争に勝つことではなく、人としての成長に焦点を当てているところが素晴らしい。
まさに、今の時代に生まれたバレエの青春映画だ。
草刈民代(女優・元バレリーナ)
僕はバレエの経験がない。
ただ、バレエの世界が厳しいのはわかる。
ダンスというよりはアスリートに近い。
肉体的にも精神的にも自分を追い込んでいかなくてはいけない。
エンタメの世界にながくいますが、最後に自分に鞭を打ったのはいつだっただろう?
自分の気持ちを相手に伝えるために、僕たちはダンスを選んだ。
この映画にはそんな想いが溢れています。
バレエ初心者でも面白い映画ですよ。
彼らの物語が皆さんに届くと嬉しいですね。
パパイヤ鈴木(振付師・タレント)
予想通りのストーリー展開が心地よい作品。
後半のリサイタルのシーンは、
まるでバレエ観覧をしていると思わせる程吸い込まれました。
バレエファン必見の作品ですね!
武田 久美子(女優)
不世出の名作『赤い靴』にオマージュを捧げた本作にはアドヴァンテージがいくつもある。それは主人公サマンサが抱える苦しみが昔からある喪失の苦しみだけでなく、家族関係も含めて現代にアップデートされていること。そして、出演者たちがちゃんと一級の「ダンサー」であることだ。オーストラリアにおける「バレエをやること」の重みが感じられて、より感動してしまった。
佐藤 友紀(フリーランス・ジャーナリスト)
磨き抜かれた美しさ、厳しさ、血のにじむような努力、友情、挫折、ライバル心…この映画には、魔法のようなバレエの魅力が詰まっていて、
国際バレエコンクールで入賞したダンサーたちによる本物のバレエが堪能できます。等身大の女の子の苦悩と再起のドラマを繊細に演じた
ジュリエット・ドハーティの情熱的なダンスに注目!
森 菜穂美(舞踊ジャーナリスト)
『フラッシュダンス』を彷彿させるダンスシーンは観客を虜にするだろう。
多くの女の子達が憧れるバレエの世界への好奇心と共に
喪失からの再生がエモーショナルに綴られ、何度も心がジャンプした。
伊藤 さとり(映画パーソナリティ)
※敬称略・順不同